ハイスペック女子が好みのくせに側にいるうちにコンプレックスを刺激されてみるみる病んでいく系男子

承前

とはいえ

タイタス自身は本来かなり人間のできた人物なのかなあ、と某ルートの固有ダンジョンに登場した際の姿などからすると思ったりもします。
つーてもシーフォンは作品世界の成人年齢にも達してない小僧なので単純に比較するのも酷ですし、当のタイタスも若い時分に父殺しをする羽目におちいったのは、悪ふざけじみた度胸試しが原因なので判断力や情緒面の発達に関しては歳相応に青かった時期は有るみたい。
巨人の鍛冶師や妖精族が語る若き日のタイタスは勤勉な理想主義者のようで、侵略者として姿を表したのは歳を経てからという事になっているのだけれど、果たして前者の時点で本当にそういった危険な野心を持ち合わせていなかったのかというと、これはもう情報明示は必要最低限に留めるという原作のスタンスも相まって真相は藪の中と言わざるを得ません。


言わざるを得ないのをいい事に、アークフィアがタイタスに知恵と力を授けた動機が「あの子僕が高すぎる理想に見合うだけのスペックを与えたらどんな顔するだろう」的アリの観察じみた身も蓋もない興味本位が一部混在していたらとても燃えるなあと思っています。
双方の認知領域に埋めがたいギャップが有ったりするような関係性が好物なのです。上位存在対人類とか、ロボ対ヒトとか。


いまいちまとまらないまま終わり。